夜景とアートの意外な関係

2014.Dec.24

夜景とアートの意外な関係

みなさんこんにちは。
クリスマスシーズンまっただ中、街はイルミネーションでライトアップされていますね。
今回は夜景をモチーフとした作品を制作されている新進気鋭のアーティスト・大村雪乃さんとその作品、そして夜景スポットの魅力についてご紹介いたします。
大村雪乃さんは東京ミッドタウンアワード2012でのオーディエンス賞受賞を皮切りに、伊勢丹新宿や銀座三越での個展を行うなど幅広い世代からの支持を集め目覚ましい活躍をされている作家さんです。

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Hong Kong,2014

こちらの作品は香港の夜景をモチーフに作られた作品です。
美しい夜景の写真のように見えるかも知れませんが、すべて、文房具の丸いシールで描かれています。丸い光だけで完結するこの表現は、寒くて涙に滲んだ視界で見た、個人的な体験を呼び起こすような魅力があります。

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よく見ると、シールで全て描かれています

パッと見た印象と、作品の成り立ちが大きく変わるこちらの作品は、どのような意図で制作されているのか、このアートを作っている大村さんのアトリエにお邪魔してお聞きしました。

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カルトラ「どうして夜景をシールで描こうと思われたのでしょうか?」

大村「まず、私は子どもの頃、横浜の高台に住んでいて、そこから見る夜景をとても身近に感じていました。美大に進学後、誰からも身近に感じられる手段を使って作品を作りたいと思い、文房具のシールで絵を描こうと考えていた時に選んだのが自分の心象風景である夜景でした。夜景をシールで描くことで一つ一つの光がシールに置き換わり、金銭的なギャップを表現する、ということをコンセプトに作れるのではないかと考えて作り始めたのが最初のきっかけです。」

カルトラ「なるほど。美しい作品に圧倒されていましたが、そんなコンセプトが隠れていたのですね。これからは、夜景を見ると大村さんの作品を思い出しそうです。」

大村「夜景という豪華なものが、安価なシールで模倣されていることに違和感を覚えたり、私の作品を見た後に、実際の夜景を見ると、光の一つ一つの見え方が変わる・・・そんな体験がアートだからこそできるのだと思います。絵を見たり、世界を見る時にただ『きれい』だけではなく、感じる要素を増やしていけるような表現がしていきたいです。」

カルトラ「鑑賞を通して見える世界が変わってくるような作品、素敵ですね。ありがとうございました。」

インタビューの後、大村さんお気に入りの夜景スポットに連れて行ってくれました。

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お台場 りんかい線の駅前ロータリーから見える観覧車

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お台場から見るレインボーブリッジ 右奥に小さな東京タワー

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やはり夜景には人の心を惹きつける煌きがあります。たくさんの光が広がる寒空を楽しめるのも、冬の間だけ。素敵な夜景を探しに出かけてみたくなりますね。
寒さが厳しくなってきましたが、みなさまも素敵な夜景を探しにおでかけになってみてはいかがでしょうか。
大村さんの作品の世界を通して、少し違った見え方と出会えるかも知れません。



恵比寿OVER THE BORDERギャラリーでは、2015年1月24日(土)~2月22日(日)まで、大村雪乃さんの個展「Perfect Midnight」を開催いたします。夜景とアートの意外な関係を楽しみに、ぜひ訪れてみてください。



アーティスト大村雪乃さんのブログと、作品が掲載されているTumblrはこちら
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